読み聞かせはいつから?

JUGEMテーマ:育児

こんにちは、絵本専門店・えほにずむ店主です。

 

そもそも、読み聞かせの効果ってどんなもの?

という疑問についてですが、これはひとことでは語りきれないところです。

科学的にいえば、脳への刺激によって言語能力、記憶力、集中力の発達などが挙げられます。

また、読み聞かせを通じてコミュニケーション能力や共感する力、想像力、表現力なども発達します。

そして、情緒の安定、思いやりや勇気、倫理観などにも良い影響を与えると言われています。

 

いいことづくめの読み聞かせですが、しかし、こうした子どもの潜在能力を最大限に発揮しようと考えれば、読み聞かせの時期というものは大変に重要になってくるのです。

 

結論から言うと、子どもへの読み聞かせはごく早い時期、生後半年以内の段階で始めたほうが効果的です。

 

「そんな赤ちゃんに、絵本の内容なんて理解できないし、面白くないんじゃないの?」

 

という意見はあるでしょう。

しかし、赤ちゃんは絵本の内容を理解できずとも、身近な大人に抱かれて、声をかけられるだけでも十分に良い影響を受けているものです。

ですから、絵本以外の時間にも、絶えず語りかけてあげることが大事なのです。

返事のできない赤ちゃんを相手に話しかけ続けるというのは思ったより大変ですが、反応を示さなくとも、赤ちゃんは全身の感覚でこちらのことばを聴いています。

 

200年以上も前に、子どもへの早教育の重要性を説いた、ドイツのカール・ヴィッテという人がいます。

彼は自分の息子がごく幼いうちから徹底した教育、特に言葉を重視した教育を施し、その結果息子は8歳にして6か国語を自在にし、9歳でライプツィヒ大学に入学するなどの天才児となったのです。

 

ただし、ヴィッテは決して息子を学問の人にしようと考えて早教育を実践したわけではありません。

彼は息子を円満で快活で偏りのない、幸福な人間に育てたかっただけだと語っています。(そして実際、息子はその通りの幸福な青年に成長しました)

ですから、彼の教育方針として、子どもが自ら学ぼうという気を起こさない限り、強いて教えないという大原則がありました。そして子どもが興味を持ったことに関しては、どこまでも真摯に教えたり、わからないことは調べたりしたそうです。

 

読み聞かせも然りで、いくら読み聞かせが脳にいいといっても、嫌がる子どもに強制的に聞かせても何の意味もありません。

とはいえ、基本的には赤ちゃんは絵本を読んでもらうのが大好きです。

初めのうちは読むことよりも、絵本を使って遊ぶという感覚でいいと思います。

 

「どんな絵本を読んであげればいいの?」

 

と悩む方も多いでしょう。

絵本の推奨年齢というのはあくまで目安であり、子どもひとりひとりの成長に合わせるべきですが、やはり初めからあまり字の多いものは避けたほうが良いでしょう。

そして絵がわかりやすく、絵だけでも十分に物語として成立しているもの、文章にリズムがあって歌うように読んであげられるものがおすすめです。

 

松谷みよ子・あかちゃんの本シリーズの「いない いない ばあ」は、発売から40年以上愛されている、日本で一番売れている絵本です。

 

 

文は単純な繰り返しで、いろんな動物が「いないいないばあ」をするだけなのですが、この繰り返しによって、赤ちゃんはパターンを認識し、ページをめくる喜びを覚えます。

 

読み聞かせの入門書ともいえる、定番ロングセラーです。

赤ちゃんが望む限り、何度でも何度でも繰り返し読んであげてくださいね。

 

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