絵本の紹介「がたんごとんがたんごとん」

 

こんにちは、絵本専門店・えほにずむの店主です。

 

今回は、読み聞かせビギナーにもぴったりな一冊「がたんごとんがたんごとん」を紹介します。

作・絵:安西水丸

出版社:福音館書店

発行日:1987年6月30日

 

何と言っても、シンプルで読み聞かせやすい。

私も息子がまだ自分でリクエストできない赤ちゃんのころに、何度も手に取りました。

読み聞かせる側としても安心できるんですよね。

がたん ごとん がたん ごとん

のせてくださーい

 

安定の繰り返し展開とリズム。

 

安西さんの絵はとっても可愛くてなじみやすい。

汽車くんの表情の微妙な変化も面白いです。

 

 

だんだん増えていく乗客(?)を確認したり、画面の外に切れていて見えない部分の車両を想像したり、赤ちゃんは結構忙しく頭を使います。

できるかぎりゆっくり読んであげましょう。

 

汽車が走っているように、絵本を動かしたりして楽しむのもいいでしょう。

終点は赤ちゃんの食卓。

これからごはんなんですね。

 

今年で発売からちょうど30年。

作者の安西さんは残念ながら2年前に亡くなられましたが、この絵本は30年間ずっと売れ続けている人気作品です。

 

余談ですが、安西さんといえば、作家の村上春樹さんと親交が深く、共著や対談本なども出されています。

村上さんの小説にたびたび登場する「ワタナベノボル」という人物名は、安西さんの本名なんですよ。

 

推奨年齢:0歳〜

読み聞かせ難易度:☆

汽車の真面目度:☆☆☆☆☆

 

■えほにずむでは、このブログで紹介した以外にも、たくさんのよい絵本を取り扱っております。ぜひ、HPも併せてご覧ください。

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