2016.12.07 Wednesday
絵本の紹介「あのね、サンタの国ではね…」
こんにちは、絵本専門店・えほにずむの店主です。
クリスマス絵本特集第三回は、「あのね、サンタの国ではね…」(原案:松本智年・一色恭子、文:嘉納純子、絵:黒井健、偕成社)を紹介します。
サンタクロース、現代の子どもたちはどのくらいまで信じているのでしょうか。
全然信じてなさそうですし、意外と信じてるような気もします。
子どもからの「サンタさん」に関する質問に、親がどう答えるかは永遠のテーマかもしれません。
子どもは結構現実的な整合性を求めています。
適当に答えればすぐに見抜きます。
これは、そういう子どもの納得感を満たす絵本です。
「サンタクロースはクリスマス以外の日はなにをしているの?」
という疑問に、1年12か月それぞれの過ごし方を紹介することで答えます。
サンタはやっぱり大勢いるようです。
世界中の子どもに一晩でプレゼントを配るんですものね。
そして、12月以外も、わりと忙しそう。
会議があったり、トナカイの訓練をしたり、そりの手入れをしたり。
面白いのは、プレゼントを畑で育てるところ。
サンタさんも、夏はバカンスを楽しみます。
秋から冬にかけて、いよいよ忙しくなってきます。
大きな仕事をする人は、ちゃんと準備も怠らないのだということですね。
こうして、みんなのもとへクリスマスプレゼントが届くのです。
子どもにとってはひとつの社会見学的絵本です。
読み終われば、自然と物に対する感謝の心も芽生えるでしょう。
■えほにずむでは、このブログで紹介した以外にも、たくさんのよい絵本を取り扱っております。ぜひ、HPも併せてご覧ください。
■絵本の買取依頼もお待ちしております。
絵本専門の古本屋 えほにずむ
〒578-0981
大阪府東大阪市島之内2-12-43
E-Mail:book@ehonizm.com