絵本の紹介「リサとガスパールのクリスマス」

 

こんにちは、絵本専門店・えほにずむの店主です。

 

クリスマス絵本特集第二回ということで、「リサとガスパールのクリスマス」(文:アン・グットマン、絵:ゲオルグ・ハレンスレーベン、訳:石津ちひろ、ブロンズ新社)を紹介します。

「リサとガスパール」シリーズからの作品です(人気シリーズには必ずと言っていいほど『クリスマスもの』の回がありますね)。

絵本はもちろん、アニメやグッズも好調で、ついにはリサとガスパールタウンなんてものまで出来てしまった、現在最も勢いのあるシリーズ絵本のひとつです。

 

作者のアンさんとゲオルグさんは夫婦です。

二人の共作絵本としては「ペネロペ」シリーズも人気ですね。

 

白いほうがリサ(女の子)、黒いほうがガスパール(男の子)ですが、絵を見ても彼らがなんなのか、よくわかりません。

まあ、犬かウサギだろうと見当をつける人がほとんどでしょう。

でも、実際には「犬でもウサギでもない、架空の生き物」。

なんだそれ。でも、かわいい。

 

ちなみに、二人はパリに住み、同じ学校に通っていますが、ほかの生徒や先生はみんな普通の人間です。

それでいて、人間でない二人のことを誰も変に思っていないという、藤子不二雄的設定。

 

作品ごとにリサ視点・ガスパール視点が入れ替わる形式で、この「リサとガスパールのクリスマス」では、リサ視点でストーリーが展開します。

 

大好きなバラディ先生へのクリスマスプレゼントを考えるリサ&ガスパール。

レインコートが いいんじゃない?

そこで、ガスパールの家のシャワーカーテンをひっぺがし、のりとはさみでレインコートに仕立てますが、ガスパールがレインコートを脱げなくなったり、洗濯機にかけて縮んでしまったり、おかしな失敗の連続。

このシリーズは、だいたいこんな感じで、行動力のベクトルがずれたような二人の失敗談がほとんど。

でも、少しも反省しないのがいいところ。

 

とにかくキュートでおしゃれ。

子どもだけでなく、大人にも人気のシリーズです。

最近の絵本は、読んであげる親の方がハマってしまうような、可愛くて面白いものが多いですね。

 

しかし、リサとガスパールはちゃんと現実の子どもと同様の存在として描かれていますし、素朴でぬくもりを感じる絵も、このシリーズを単なる「キャラクターもの」ではない、誠実な絵本に仕立てています。

 

■えほにずむでは、このブログで紹介した以外にも、たくさんのよい絵本を取り扱っております。ぜひ、HPも併せてご覧ください。

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