小学校休校と家庭学習のこれからについて

 

こんにちは、絵本専門店・えほにずむの店主です。

 

新型コロナウイルス(COVID−19)の影響で休校が続く中、子どもたちはどう過ごしているのでしょうか。

我が家の現状も踏まえつつ、今後を考えてみたいと思います。

私の息子は1年生なので、もともと小学校に一度も通わないままです。

そこは2年生以降の子どもたちとは違うところで、「休んでいる」という感覚はありません。

保育所も幼稚園も行ってなかったので、ただ今までと同じ日常が続いているだけと言えます。

 

もっとも外へはほとんど出れませんが。

遅い時間に、人気のない公園で自転車の練習する程度です。

 

先日、小学校へ息子の教科書と休校中の課題を受け取りに行きました。

課題内容はまあ1年生ですから、ただ字をなぞったりするだけのものです。

息子は別段嫌がりもせず、「学校ごっこ」として遊びの中でやりました。

 

ちなみに2年生からはYouTubeでオンライン授業がUPされているようです。

制度の不備とか色々間に合ってないこともあるようですが、いずれにせよこれからは学校授業もどんどんオンライン化されていくのは避けられない流れだと思います。

 

というのは、どうやら休校は長期化しそうだからです。

国内の感染者は増加の一方で、まったく出口が見えません。

前も書いたけど、下手をすると半年から1年くらい学校へ行けないかもしれません。

 

そういうことを考えると、じりじり休校延長を繰り返すより、最悪を見据えて準備を開始したほうがいいのではないでしょうか。

精神的にも、あと少し、あと少しと我慢してはまた延長、というのはこたえます。

 

私はもう小学校は無いものとして考え始めています。

もとより学習面で今の義務教育にはほとんど期待してませんでしたし。

 

息子が0歳の時から大量の絵本を読んできたのは、早期学習のためではなく、「主体的に学ぶ」力を育むためです。

わからないことは調べる、知ろうとする、実際にやってみる、そういう習慣は今の小学校教育ではほとんど得られないと思います。

「漢字を10回ずつ書きましょう」なんてことをやってる限り、子どもが「勉強嫌い」になるのは止められないでしょう。

 

日本の学校教育は先進国としては最低レベルだと私は見ています。

とりあえず今できるのは、個人的なことに限られます。

つまりは家庭でどう過ごすかが、ひとりひとりの子どもに大きく影響を及ぼす時代だということです。

 

私はこれまで息子に習い事のひとつもさせてないし、幼児教室のようなところにも通わせてないし、知育教材の類も購入したことはありません。

ただ絵本・児童書・図鑑をたくさん用意し、いつでもそれが手に取れる環境を作り、「読んで」と言われたら読んであげただけです。

今では息子はひとりで専門的な科学本を読み、誤植を発見したりするようになりました。

 

≫絵本の森で6年間【絵本と育児・6歳まで】

≫読み聞かせと「子どもの学び」について

 

「主体的な学び」について書きましたが、「読書」というのは主体的です。

比較して「動画を見る」というのはどうしても受動的な面があります。

オンライン授業を整備していくことは必要だとは思いますが、そうした点を考えると、根本的な学力はそこで身に付けるわけではない気がします。

 

おそらく、家庭環境の差によって、子どもたちの「格差」はこの先どんどん広がっていくと思います。

それはとても不幸なことです。

「他がみんなバカ」だと自分に利益があると考えるのは愚かしいことです。

それはせいぜい「受験で有利」になる程度の、極めて限定的な受益です。

そしてこの先、「いい学校」に行くことが幸福に直結するような時代は終わりを迎えると思います(最初からそんなものはなかったのかもしれません)。

本当の意味で「いい学校」があれば別ですけど。

 

≫競争相手は蹴落とすものではなく、引き上げるもの

 

そしてもう一つ心配なのは、大人も子どもも、他人と生身で関わりづらい時代が来ることです。

友だちや先生と触れ合うことができない。

体温や肉声を感じることができない。

果たしてそんな環境で「人間」は生きていけるのでしょうか。

 

さらにもう一つ。

学校というのは、実は「逃げ場」でもあります。

家庭環境による格差について書きましたが、ある種の子どもにとっては、親の権力下から解放される場所が確保されていることは死活的に重要です。

いくら暴力的な親や偏見に満ちた親のもとで暮らさなければならない子どもでも、義務教育のおかげで学校に行っている間だけは家庭から避難することができたのです。

それができなくなる。

休校が長引くことで、どこかでそうした子どもたちの耳を塞ぎたくなるようなニュースが流れてくるのを恐れています。

 

≫虐待について

 

私たちは歴史的な転換期にいるのかもしれません。

その中で、われわれひとりひとりに何ができるでしょう。

様々な個人的な意見・考えがあっていいと思います。

ただ、それが「子どもを幸せにする」のかどうかについては、一度は考えてみるべきだと思うのです。

 

一刻も早い終息を願っています。

 

■これまでに紹介した絵本のまとめはこちら→「00冊分の絵本の紹介記事一覧

■えほにずむでは、このブログで紹介した以外にも、たくさんのよい絵本を取り扱っております。ぜひ、HPも併せてご覧ください。

絵本の買取依頼もお待ちしております。

 

〒578−0981

大阪府東大阪市島之内2−12−43

URL:https://ehonizm.com/

E-Mail:book@ehonizm.com

コメント