【絵本の紹介】「ダットさん うみをはしる」【262冊目】

 

こんにちは、絵本専門店・えほにずむの店主です。

 

今回はあの日本車ファンタジー大作の続編を紹介しましょう。

ダットさん うみをはしる」。

作・絵:こもりまこと

出版社:教育画劇

発行日:2009年6月20日

 

個人的にも息子的にも大ヒットだった「ダットさん」が、待望のシリーズ化。

 

精緻でありながらどこか懐かしさの漂う絵、そして実在の日本車が続々と登場し、横須賀をモデルにした街を舞台に、スリリングな冒険を繰り広げるという異色の自動車ファンタジーです。

 

≫絵本の紹介「ダットさん」

 

色々と語られない裏設定を想像させる前作だけに、続編でどこまでこの世界の謎が明かされるのかも注目です。

 

冒頭、なんともノスタルジックな「日本の夏」風景が描かれます。

そして新キャラクターの「シマネコはかせ」が登場します。

むかし おじいさんと いっしょに つきのトンネルを つくった」という、やっぱり謎めいた紹介。

エヌコロちゃんはスイカ屋さんになってるし。

 

さらには「ボウイ」という、奇妙なキャラクターも登場。

何者かと思っていると、ダットさんによると、前作で「つきぼしだん」のアジトにいたそうな。

 

え? そんなのいたか?」と思い、「ダットさん」を引っ張り出して確認すると、確かにページの片隅に描かれていました。

でも、この時点ではどう見ても物言わぬ人形が転がっているようにしか見えませんが……。

 

さて、今回の事件もやっぱり(目的がさっぱり謎の)「つきぼしだん」が絡んでいます。

エヌコロちゃんのスイカを盗み、「スイカばくだん」を製造しているというのです。

ダットさんたちはシマネコはかせとボウイの協力でボンベを取り付け、なんと海の底までつきぼしだんを追跡、新たな基地を突き止めます。

ベレジー」「サニトラ」といった日本車キャラクターも登場、名前を語られぬ仲間も含め、大勢で出動し、危機一髪でスイカばくだんを取り戻します。

 

★      ★      ★

 

前作の独特のテイストが失われていなかったのが嬉しい。

やっぱり謎は残りますが、かえってあれこれ想像が膨らみます。

 

シマネコはかせとダットさんのおじいさんの過去の物語を描いたエピソード0なんかも読みたいですねえ。

なかなか続編が出ないですが、今後も大いに期待しています。

 

画面に登場する自動車たち、全部わかったら相当なクルマ好きですね。

夏にぴったりの一冊です。

 

推奨年齢:3歳〜

読み聞かせ難易度:☆☆

ボウイが謎過ぎる度:☆☆☆☆☆

 

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