「逃げるは恥だが・・・・・・」【産後うつの対処法】

 

こんにちは、絵本専門店・えほにずむの店主です。

 

これまで、色々と自分自身の育児について書いてきました。

読んで下さった方はわかるでしょうけれど、私と妻は育児に対し、結構高い理想を持っています。

ゆえに、ハードです。

 

子どもが生まれる前に夫婦でいくつかの基本方針を決めたのですが、そのほんの一例として、

 

・絵本の読み聞かせは、いつでも、何冊でも、何回繰り返しても、子どもが満足するまで。

・いつも傍にいて、ずっと話しかけてあげる。

・怒らない・イライラしない・急かさない。

・否定的な言葉を聞かせない。

・子どもがやりたがることは可能な限りやらせてあげる。

 

などがありました。

で、これを100%実践できているかと言えば、もちろんそんなわけはなく、まあいいとこ70%程度でしょう。

私は楽観的で落ち込まない性格ですので、「ま、少しずつできるようになればいいだろ」と考えることができますが、妻の方は(本人は否定してますが)完璧主義的なところがあり、できない自分(と私)を許せないことがあります。

 

息子が生まれてから、昼夜問わない授乳による疲労と睡眠不足もあり、妻は気分の波が激しくなり、塞ぎ込んだりイライラしたりすることが増えました。

 

そんな精神状態で上記のような「理想的な親」として振る舞えるはずもなく、息子に対してカッとなって叱ってしまったり、遊びに十分付き合ってやれなかったり、そのせいで余計に自己嫌悪に陥るという悪循環。

 

病院で診断されたわけではないのですが、妻はいわゆる「産後うつ」状態でした。

 

産後うつについては様々な研究が続いていますが、「マタニティブルー」とは分けられるようです。

出産直後、体調変化やホルモンバランスの乱れなどで精神不安定に陥るのがマタニティブルー。

これは一過性のものである場合が多いようです。

 

出産から数週間後〜数か月後に発症するのが産後うつ。

育児に対する不安、重圧、孤独、さらに肉体的疲労などが原因となって引き起こされる病です。

マタニティブルーと違って怖いのは、長期化する可能性があること。

 

上で、妻は産後うつ「でした」と過去形で書いていますが、実を言うといまだに完治したわけではありません。

今でも、時々は爆発しそうな瞬間があるそうです。

 

やっと最近になって「自分はおかしかった」と自覚できるようになったところです。

私たちは周囲に頼りにできる親族もいませんし、そもそも頼る気もありませんでした。

この「何もかも全部自分たちでやろう」という気持ちが、そもそも危ないのですが……。

 

核家族化が進んだ現代、妻が頼れるのは夫だけ……という家庭も多いでしょう。

ですから仕事が忙しくとも、夫はできる限り妻をフォローしなくてはなりません。

 

でも、男だってそう強いわけではありません。

ずっとイライラしている妻に不満をぶつけられる日々に疲れて、今度は夫の方が「つらい」「死にたい」などと言い出すケースもあるようです。

 

こうなると夫婦共倒れの危険すらあります。

夫婦が倒れたら子どもも倒れてしまいます。

 

かくいう私も、妻に負の感情をぶつけられ続けた一人です。

「仕事から帰ったら、家に不機嫌な人がいる」という状況がどれだけ辛いものか、よくわかります。

 

けれども、泣き言を言うのはプライドが許さないし、そもそもこういう状況も覚悟して子どもを持とうと決心したわけだし、私は努めて明るく元気に振る舞いました。

特に、子どもに対して不機嫌な態度を取ったことは(ほとんど)ありませんでした。

 

……しかし、体は正直です。

息子が1歳半ごろに、私は甲状腺機能亢進症という病気に罹り、体重が10キロ以上激減しました。

当時はあんまり忙しくて、人から指摘されるまで自分の異常に気付きませんでした。

 

もちろん、これが育児や妻のストレスが原因かどうかはわかりません。

しかし、妻の産後うつが収まってくると、私の病気も完治したのですから、おそらく関係してるんだろうと思います。

 

以上のような経験を踏まえて、「産後うつの妻に対し、夫はどうフォローすべきか」という問題について、私なりに考えた方法は、

妻の機嫌が悪くなってきたら、夫はとにかく子どもを連れて家から脱出する

というものです。

三十六計逃げるに如かず。

 

家事を手伝うとか、話を聞いてあげるとか、色々と方法はありますし、それでうまく行くなら問題はないですが、そもそも育児に疲れた女性が一番に望むことは「一人になりたい」だそうです。

一人にしてあげましょう。

 

夫の方は、普段仕事しているなら、子どもといる時間は妻より少ないだろうし、たまに一日中子どもと一緒にいても、そこまで精神的に参ることも少ないと思います。

だから夫は常に子どもを連れて即座に出かけられる準備(私は「家出セット」と呼んでいます)を整えておき、妻の様子を見計らって外出(逃走)することを薦めます。

 

こうすれば、夫の方も妻のイライラをぶつけられることもなく、夫婦仲も破壊されず、子どもに悪影響を与えることもないというわけです。

 

目下のところ私が望むのは、幼児を連れて一日中遊べる無料の施設を増やしてほしいということです。

 

 

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