【絵本の紹介】「とけいのほん 廖擅隠械戯目】

 

こんにちは、絵本専門店・えほにずむの店主です。

 

子どもの質問は、時に突飛な方向に飛んだりもしますが、意外に本質を突いてきたりして、答える側もいい加減な気持ちでは返り討ちに遭いかねません。

子どもは美しい法則性が好きです。

ですから、その感性に沿わない、矛盾を感じる回答には、何度でも質問を重ねてきます。

最後には大人が切れてしまい、質問を打ち切らせてしまう……よくある光景です。

 

「数」や「時間」についての質問なら、唯一のシンプルな答えが可能ですが、今度はその概念を子どもに説明することが難しい。

今年の2月に亡くなられたまついのりこさんは、「数」に関する絵本を多数手がけた方です。

どの作品からも、「いかにして幼い子どもにわかりやすく説明するか」に腐心していることが伝わってきます。

 

今回はいわゆる時計絵本の代表作、「とけいのほんを紹介しましょう。

作・絵:まついのりこ

出版社:福音館書店

出版年度:1993年3月10日

 

とけいのほん」というくらいだから、もちろん「とけいのほん」もあります。

この,任蓮◆峅浸」と「30分(半)」だけを取り上げています。

まついさんの可愛いイラストとキャラクターが、アナログ時計の読み方を解説。

擬人化された時計の針たちが、時計盤の上で回ります。

例題を繰り返すことで、最も基本の時間の読み方が自然と理解できるようになります。

つまずきやすい、数字の間に位置する短針の読み方についても、非常にわかりやすく説明してくれています。

 

★      ★      ★

 

今までも何度か書きましたが、この手の絵本を読んであげるときに、絶対に気を付けるべき点があります。

それは、「お勉強」にしないことです。

 

絵本は参考書や教材ではありません。

楽しいイラスト、テンポのいい文、そして好奇心を刺激する内容。

それらを楽しめば、もうじゅうぶんなのです。

 

別に時計を今すぐに読めるようになる必要性なんかないし。

そもそも幼い子どもには時間の概念がまだありません。

でも、大人が見ている時計そのものには、どこか知的な興味と探求心を抱いている子どもは多いでしょう。

これは、そういう子どものための絵本です。

 

我が家の息子も、時計大好きです。

壁の時計を欲しがり、裏面を観察し、分解しようとします。

そうやって散々遊んでも、まだ分単位では時計を読むことはできません。

しかし、それでいいと思います。

 

大人が変に気負って教えようとすると、今度は子どもは逃げて行きます。

強いて教えない

質問には真摯に丁寧に答える

大人が心がけるべきはこの2点だと思います。

 

推奨年齢:4歳〜

読み聞かせ難易度:☆☆☆☆

赤い荷物が気になる度:☆☆☆

 

■今回紹介した絵本の購入はこちらからどうぞ→「とけいのほん

■「とけいのほん」も見てちょうだいね。

■これまでに紹介した絵本のまとめはこちら→「100冊分の絵本の紹介記事一覧

■えほにずむでは、このブログで紹介した以外にも、たくさんのよい絵本を取り扱っております。ぜひ、HPも併せてご覧ください。

絵本の買取依頼もお待ちしております。

 

〒578−0981

大阪府東大阪市島之内2−12−43

URL:http://ehonizm.com/

E-Mail:book@ehonizm.com
 

 

コメント