絵本の紹介「あかちゃんのうた」

 

こんにちは、絵本専門店・えほにずむの店主です。

 

私が息子に絵本の読み聞かせを始めたのは、息子が生後半年ごろのことですが、それまでにも、絶えず話しかけることを意識していました。

 

たとえ反応が無いように見えたとしても、必ず赤ちゃんはこちらの言葉を聴いていると信じていたからです。

 

とは言うものの、返事をしない相手に語り続けるというのは思った以上に頼りないもので、何を話したらいいのやらわからず、ともすれば言葉を途切れさせ、沈黙してしまうことも多々ありました。

 

同じような思いを持つ方へ、今回は「あかちゃんのうた」を紹介しましょう。

文:松谷みよ子

絵:岩崎ちひろ

出版社:童心社

発行日:1971年8月20日

 

いないいないばあ」に代表される、赤ちゃん絵本の名手・松谷みよ子さんと、「子どもの幸せと平和」をテーマに童画を描き続けた岩崎ちひろさんによる、「はじめて赤ちゃんに語り掛けることば」の絵本。

おむつを替えるとき、だっこのとき、散歩のとき、ねんねのとき……。

 

いろんな場面で使える、リズムのある、あたたかい歌の数々が、岩崎さんの可愛らしい水彩画とともに並べられています。

赤ちゃんに見せるには色彩が淡くて、認識しづらい、という意見がありますが、これは読み聞かせ絵本というより、親が読むための本ですから、絵も親が楽しめればいいでしょう。

 

岩崎さんの絵は、見ているだけで優しい気持ちになれます。

 

おつむ てんてん」「かいぐりかいぐり」「とっとのめ」などの、赤ちゃんとのスキンシップ遊びのやり方も説明してくれています。

 

実をいうと私は、息子が生まれた当時、子守唄の一つも歌えなかったのです。

もしかすると、現代のお母さん方には、そういう人も増えているのではないでしょうか。

 

特に男性に言えることですが、子どもを持ったからといって、その瞬間に本当の親として振る舞えるようになるわけではありません。

いくら頭で考えて「親」になろうとしても、経験を通さなくては理解できないことがたくさんあります。

 

親とは何か。

どうあるべきか。

 

それは、子どもから教わるものです。

ものを教わろうと思えば、自らコミュニケーションを図らなければなりません。

 

私が読み聞かせを通じて学んだことは、絵本を開くことは、子どもに何かを教えてもらうための扉を開くことでもある、ということです。

 

読み聞かせが子どもに言葉や知識を与えることは事実ですが、それらはあくまで「おまけ」です。

目に見えないところで、親も子も、絵本からもっと大切なものを受け取っているのです。

 

推奨年齢:0歳〜

読み聞かせ難易度:☆☆☆

どこか懐かしい言葉度:☆☆☆☆☆

 

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